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社員旅行をやりたい本音は、「仲良くなってほしい」じゃなくて「普段の壁を少し壊したい」なのかもしれない。

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社員旅行や企業合宿を企画するとき、表向きにはこう言うことが多いです。

「社員同士の交流を深めたい」
「部署を超えたコミュニケーションを増やしたい」
「日頃の疲れを癒してほしい」
「チームビルディングの機会にしたい」

もちろん、全部間違っていません。

でも、もう少し本音に近いところを言うなら、たぶんこうです。

普段の職場でできてしまった壁を、少しだけ壊したい。

これが、社員旅行や企業合宿をやりたい本当の理由かもしれません。

別に、全員に親友になってほしいわけではない。
毎日仲良しでいてほしいわけでもない。
無理に飲みに行ってほしいわけでもない。

ただ、仕事をするうえで、もう少し話しやすくなってほしい。

困ったときに相談しやすくなってほしい。
部署をまたいだ依頼がしやすくなってほしい。
上司と部下の距離が、少しだけ縮まってほしい。
若手が、孤立しないでほしい。
管理職同士が、変に遠慮しすぎないでほしい。

社員旅行をやりたい本音は、意外とこのあたりにあります。


目次

会社の中には、見えない壁がある

会社には、目に見えない壁があります。

部署の壁。
役職の壁。
年齢の壁。
上司と部下の壁。
本部と現場の壁。
正社員とパート・アルバイトの壁。
古くからいる人と新しく入った人の壁。

壁といっても、誰かが悪いわけではありません。

ただ、普段の仕事の中では、どうしても立場が先に立ちます。

上司は上司として話す。
部下は部下として話す。
営業は営業として話す。
本部は本部として話す。
現場は現場として話す。

それぞれの立場があるから、言い方を選びます。

「こんなことを言ったら失礼かな」
「今聞くと忙しそうかな」
「この相談は別部署に投げづらいな」
「本当は困っているけど、言い出しにくいな」

こうして、少しずつ話しかけるハードルが上がります。

そして、気づくと社内に小さな壁ができます。

大きな問題ではない。
でも、毎日の仕事を少し重くする壁です。


「仲良くなってほしい」だけだと、少しズレる

社員旅行の目的を「仲良くなること」と言うと、少し違和感が出ることがあります。

なぜなら、会社は友達づくりの場所ではないからです。

もちろん、仲が良いに越したことはありません。
でも、全員がプライベートまで仲良くなる必要はありません。

むしろ、社員旅行で「仲良くなりましょう」と言われると、少し重いと感じる人もいます。

仲良くなることを求められる。
盛り上がることを期待される。
距離を縮めることを求められる。

これがプレッシャーになることがあります。

でも、目的を少し変えると見え方が変わります。

仲良くなるためではなく、話しかけやすくなるため。

これくらいでいいのです。

社員旅行のゴールは、全員が親密になることではありません。

職場に戻ったときに、

「あの人に少し相談しやすくなった」
「あの部署に声をかけるハードルが下がった」
「あの上司、思っていたより話しやすかった」
「あの若手、実はこんなことを考えていたんだ」

と思えること。

それだけでも十分価値があります。


普段の会議では、人柄までは見えにくい

会社では、たくさん会議をします。

定例会議。
進捗会議。
部門会議。
1on1。
全社会議。
プロジェクト会議。

でも、会議だけでは見えないものがあります。

それが、人柄です。

会議では、どうしても役割の顔になります。

報告する人。
判断する人。
指示する人。
確認する人。
質問する人。
議事録を取る人。

役割の中で話していると、その人の本当の雰囲気は意外と見えません。

いつも厳しい上司が、実はよく笑う人かもしれない。
黙っている若手が、実はよく考えている人かもしれない。
話しかけづらい他部署の人が、実はかなり協力的かもしれない。
いつも淡々としている人が、裏ではすごく気を配っているかもしれない。

こういうことは、会議だけでは分かりにくいです。

社員旅行や企業合宿では、少しだけ役割がゆるみます。

食事中。
移動中。
夜のちょっとした会話。
朝のコーヒーの時間。

そういう場面で、人柄が少し見えます。

そして、人柄が見えると、仕事でも話しかけやすくなります。


「あの人、意外と話しやすい」が仕事を変える

社員旅行や企業合宿の成果は、派手なものだけではありません。

むしろ、本当に効くのは小さな変化です。

「あの人、意外と話しやすいな」

この感覚です。

たったそれだけと思うかもしれません。

でも、仕事ではかなり大きいです。

話しやすいと思えれば、相談が早くなります。
相談が早くなれば、トラブルが小さいうちに解決できます。
依頼もしやすくなります。
確認もしやすくなります。
部署間の誤解も減りやすくなります。

逆に、話しかけづらい相手には、相談が遅れます。

「今聞くと面倒かな」
「このくらいなら自分で抱えよう」
「後でまとめて聞こう」
「別部署だから少し言いづらい」

こうして、問題が大きくなることがあります。

つまり、社員旅行で生まれる「あの人、話しやすいかも」は、ただの雰囲気づくりではありません。

日々の仕事のスピードや質にもつながります。


経営者や管理職が本当に見たいのは、たぶん“関係性の詰まり”

社員旅行や企業合宿をやる側の本音として、もうひとつあります。

それは、普段見えにくい関係性の詰まりを見たいということです。

誰と誰が話しにくそうか。
どの部署同士に距離があるか。
若手が孤立していないか。
管理職同士が本音で話せているか。
現場と本部の間に温度差がないか。
上司と部下の間に変な遠慮がないか。

こういうことは、数字や会議資料だけでは見えません。

でも、一緒に時間を過ごすと少し見えます。

食事の席で誰が誰と話すか。
休憩時間に誰が一人になっているか。
夜に自然と集まるメンバーは誰か。
上司が話すと空気が硬くなるのか。
部署を混ぜたときに会話が生まれるのか。

これらは、会社の空気を表します。

社員旅行や企業合宿は、ただの交流イベントではありません。

会社の中の見えない距離感を知る機会でもあります。


ただし、無理に距離を縮めようとすると逆効果になる

ここで注意したいことがあります。

壁を壊したいからといって、無理に距離を縮めようとすると逆効果です。

全員参加のゲーム。
強制的な席替え。
無理な自己開示。
長すぎる懇親会。
全員で盛り上がる前提の企画。

これが合う会社もあります。

でも、全員に合うわけではありません。

距離を縮めようとしすぎると、逆に身構える人が出ます。

「何か話さなきゃ」
「盛り上がらなきゃ」
「本音を言わなきゃ」
「交流しなきゃ」

こうなると、社員旅行は重くなります。

人の距離は、無理に近づけるものではありません。

近づきやすい環境をつくるものです。

ここが大事です。

壁を壊すのではなく、壁を少し低くする。

そのくらいがちょうどいいのです。


良い社員旅行は、距離を詰めるのではなく、話しかけるきっかけをつくる

社員旅行の目的は、全員の距離を一気に縮めることではありません。

話しかけるきっかけをつくることです。

たとえば、

一緒に食事をする。
同じ場所で少し話す。
普段見えない一面を知る。
部署を越えて軽く雑談する。
夜に自然と話す時間がある。
翌朝、前日の会話を少し続ける。

このくらいの小さなきっかけで十分です。

職場に戻ったあと、

「この前の旅行で話したんですけど」
「あの時言っていた件、少し相談していいですか」
「そういえば、あの話の続きなんですが」

と言えるようになる。

これが社員旅行の価値です。

大きな感動より、小さな会話の続き。

それが職場では効きます。


場所が悪いと、壁はむしろ高くなる

社員旅行や企業合宿は、場所選びでかなり変わります。

場所が悪いと、せっかく集まっても壁が低くなりません。

たとえば、移動が多すぎる。
食事が慌ただしい。
全員で集まれる場所がない。
夜に自然に話せる場所がない。
他のお客様に気を使う。
幹事がずっとバタバタしている。

こうなると、参加者はリラックスできません。

リラックスできないと、人はいつもの関係性に戻ります。

仲のいい人とだけ話す。
同じ部署で固まる。
上司と部下の距離はそのまま。
他部署とは結局話さない。

つまり、壁を低くしたいのに、逆にいつもの壁がそのまま残ってしまいます。

社員旅行で大事なのは、盛り上げる企画だけではありません。

自然に話せる場所があるか。
休める場所があるか。
周囲を気にしなくていいか。
幹事が動き回らなくていいか。

この条件が、関係性に影響します。


貸切だと、少しだけ素が出やすい

人は、周りを気にしているときほど、役割の顔になります。

上司としての顔。
部下としての顔。
管理職としての顔。
若手としての顔。
他部署の人としての顔。

でも、周囲をあまり気にしなくていい場所では、少しだけ素が出ます。

声の大きさを気にしすぎなくていい。
ロビーで集まっても迷惑を気にしすぎなくていい。
夜に自然に話せる。
少人数でゆっくり話せる。
他のお客様の目を気にしなくていい。

この安心感があると、会話は少し変わります。

もちろん、いきなり深い本音が出るわけではありません。

でも、少しやわらかくなります。

その少しが大切です。

社員旅行や企業合宿は、大きく変えようとしすぎなくていい。

まずは、少し話しやすくなる。

そこからで十分です。


貸切ホテルという選択肢

社員旅行や企業合宿の会場には、いろいろな選択肢があります。

一般的なホテル。
旅館。
研修施設。
貸別荘。
キャンプ場。

ホテルには安心感があります。
清潔感、食事、宿泊、設備面で安心しやすいです。

でも、他のお客様がいるため、団体で動くと気を使う場面もあります。

貸別荘には自由さがあります。
自分たちだけで過ごしやすく、周囲を気にしにくいのが魅力です。

でも、企業利用では設備や管理面に不安が残ることもあります。

そこで選択肢になるのが、貸切ホテルです。

貸別荘より安心。
ホテルより自由に。

貸切ホテルであれば、宿泊、食事、懇親、会議、夜の時間までをひとつの流れとして設計しやすくなります。

周囲を気にしすぎず、でもホテルとしての安心感がある。

このバランスは、社員旅行や企業合宿にとってかなり大切です。


まとめ

社員旅行をやりたい本音は、ただ仲良くなってほしいということではないのかもしれません。

本当は、普段の職場でできてしまった壁を少し低くしたい。

相談しやすくしたい。
部署を越えて話しやすくしたい。
上司と部下の距離を少しやわらげたい。
若手が孤立しないようにしたい。
管理職同士が遠慮しすぎないようにしたい。

そのために必要なのは、無理に盛り上げることではありません。

人柄が見える時間。
少し話しかけやすくなるきっかけ。
いつもの役割が少しゆるむ場所。
周囲を気にしすぎなくていい環境。
自然に集まれる余白。

これらがあるだけで、社員旅行や企業合宿の意味は変わります。

社員旅行の目的は、全員を無理に仲良くすることではありません。

職場に戻ったとき、少し話しやすくなること。

それだけでも、十分に価値があります。

貸別荘より安心。
ホテルより自由に。

普段の壁を少し低くする社員旅行を考えるなら、貸切ホテルという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。


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