社員旅行から帰ってきた翌日、こんなことを思ったことはありませんか。
楽しかった。
でも、なんか疲れた。
温泉にも入った。
おいしいご飯も食べた。
普段話さない人とも話せた。
写真も撮った。
場としては悪くなかった。
なのに、家に帰るとどっと疲れている。
次の日の朝、出社しながら思う。
「あれ、これ休みに行ったんだっけ。仕事だったんだっけ。」
社員旅行には、こういう不思議な疲れがあります。
体力を使った疲れだけではありません。
気を使った疲れです。
社員旅行は、楽しいけれど気を使う
社員旅行は、普通の旅行とは違います。
友達との旅行なら、気楽です。
眠くなったら寝ればいい。
行きたいところに行けばいい。
話したいときに話せばいい。
何もしたくなければ、少し黙っていてもいい。
でも、社員旅行はそうはいきません。
会社の人がいる。
上司がいる。
先輩がいる。
後輩がいる。
普段あまり話さない部署の人もいる。
だから、どこかで気を使います。
食事中も、席の空気を読む。
移動中も、誰と話すか少し考える。
部屋でも、相手に合わせる。
宴会でも、盛り上がった方がいいのか迷う。
翌朝も、疲れていてもちゃんとしている顔をする。
社員旅行は、楽しさと気遣いが同時にあります。
だから、終わったあとに疲れるのです。
「楽しんでます感」を出すだけで疲れる
社員旅行で地味に疲れるのが、楽しんでます感です。
本当に楽しい瞬間もあります。
でも、ずっと楽しいテンションでいるのは難しい。
移動で疲れている。
少し眠い。
お腹いっぱい。
一人になりたい。
でも、周りは盛り上がっている。
そんな時でも、なんとなく笑ってしまう。
「楽しいですね」
「いいですね」
「最高ですね」
もちろん嘘ではない。
でも、心の中では少し思っている。
「ちょっと休みたい」
これ、かなり普通です。
人はずっと誰かと一緒にいると疲れます。
たとえ相手が嫌いではなくても、疲れます。
社員旅行で疲れる人は、冷たいわけではありません。
ただ、ずっと気を張っているだけです。
宴会が苦手な人は、思っている以上に多い
社員旅行といえば、宴会。
昔からの定番です。
大広間で食事をする。
乾杯する。
お酒を飲む。
上司が話す。
余興がある。
二次会がある。
これを楽しめる人もいます。
でも、苦手な人もいます。
大人数の場が苦手。
お酒の場が苦手。
急に話を振られるのが苦手。
上司の隣の席だと緊張する。
盛り上がる空気に合わせるのがしんどい。
こういう人は、宴会中ずっと少し気を張っています。
「ちゃんと話した方がいいかな」
「黙っていると感じ悪いかな」
「飲まないと空気を悪くするかな」
「席を外しても大丈夫かな」
楽しい場のはずなのに、頭の中ではずっと小さな判断をしています。
これが疲れます。
社員旅行を良い時間にしたいなら、宴会をなくす必要はありません。
でも、宴会だけに頼らない設計は必要です。
大人数で盛り上がる時間もある。
少人数で静かに話せる時間もある。
早めに休める選択肢もある。
自然に集まれる場所もある。
このくらいの逃げ道があるだけで、参加者の安心感はかなり変わります。
「部屋割り」が地味に心を削る
社員旅行で意外と大きいのが、部屋割りです。
誰と同じ部屋になるのか。
これは参加者にとって、けっこう気になります。
仲のいい人と一緒なら安心。
でも、普段あまり話さない人と同室だと緊張する。
上司や先輩と一緒だと、さらに気を使う。
寝る時間や起きる時間も気になる。
いびき、スマホ、荷物、洗面台の使い方。
細かいことですが、同じ部屋で一晩過ごすとなると、気になるものです。
社員旅行の疲れは、移動や宴会だけではありません。
部屋でも気を使っているのです。
しかも、これはあまり口に出しにくい。
「この人と同じ部屋は嫌です」とは言いにくい。
「できれば一人部屋がいいです」とも言いにくい。
「早く寝たいので静かな部屋がいいです」とも言いにくい。
だから、参加者は黙って合わせます。
そして、あとで疲れます。
幹事も大変です。
部屋割りを組む側も、かなり気を使います。
社員旅行で部屋割りが難しいのは、ただ人数を割り振る作業ではないからです。
そこには、人間関係と生活リズムがあります。
移動が多い旅行は、心の余裕を削る
社員旅行で疲れる原因のひとつが移動です。
駅に集合。
バスに乗る。
観光地に寄る。
昼食場所へ移動。
宿へ移動。
宴会場へ移動。
翌朝また集合。
帰りの交通を確認。
少人数ならまだ何とかなります。
でも、20人、30人、40人になると、移動だけで一仕事です。
誰かが遅れる。
誰かが迷う。
誰かがトイレに行く。
誰かの荷物が見つからない。
誰かが集合時間を勘違いする。
参加者はそれぞれ少し疲れます。
幹事はもっと疲れます。
そして移動が多いと、会話も途切れます。
せっかく話が盛り上がっても、移動で分断される。
落ち着いて話す前に次の予定になる。
休む前にまた集合する。
これでは、社員旅行が「交流の時間」ではなく「移動の連続」になります。
社員旅行で本当に大切なのは、あちこち回ることではないかもしれません。
同じ場所で、落ち着いて過ごせること。
それだけで、参加者の疲れ方はかなり変わります。
休める場所がない旅行は、しんどい
社員旅行で意外と大切なのが、休める場所です。
大人数でいる時間。
食事の時間。
移動の時間。
宴会の時間。
会議や研修の時間。
これらは用意されていても、少し一息つける場所がないことがあります。
一人で座れる場所。
数人で静かに話せる場所。
少し離れて休める場所。
夜に無理なく集まれる場所。
朝、ゆっくりコーヒーを飲める場所。
こういう場所があると、社員旅行の空気はやわらかくなります。
逆に、常に誰かと一緒で、常に何かの予定があって、常に移動していると、参加者は疲れます。
楽しいはずなのに、休まらない。
この状態はかなりもったいないです。
社員旅行は、盛り上げる時間だけではなく、休める時間も必要です。
休めるから、また人と話せる。
ここを忘れると、社員旅行はしんどいイベントになります。
気を使いすぎる旅行は、あとに何も残りにくい
社員旅行でずっと気を使っていると、表面的にはうまくいっているように見えます。
みんな笑っている。
食事もしている。
写真も撮っている。
会話もある。
でも、心の中では疲れている。
こういう旅行は、あとに残りにくいです。
「楽しかったけど、疲れた」
「悪くはなかったけど、また行きたいかと言われると微妙」
「結局、いつもの人と話しただけだった」
「ずっと気を使っていた気がする」
これでは、社員旅行の価値が弱くなります。
本当に良い社員旅行は、帰ったあとに少し前向きな気持ちが残ります。
「あの人と話せてよかった」
「意外とリラックスできた」
「幹事が大変そうすぎなくてよかった」
「またこういう時間があってもいいかも」
この違いは大きいです。
社員旅行で残したいのは、疲労感ではありません。
少し話しやすくなった感覚です。
幹事も、実は休めていない
参加者も疲れますが、幹事はもっと休めていません。
集合時間を気にする。
人数を確認する。
会場と連絡する。
食事の時間を見る。
部屋割りを案内する。
遅れている人に連絡する。
次の予定を確認する。
誰か困っていないか見る。
幹事は旅行中もずっと仕事をしています。
そして、幹事は疲れていても疲れた顔をしにくい。
「大丈夫です」
「問題ないです」
「このあとご案内します」
「集合時間だけお願いします」
そう言いながら、内心はかなり忙しい。
社員旅行は、幹事が無理をして成立していることがあります。
でも、それでは長続きしません。
幹事の負担を減らすことは、参加者のためでもあります。
幹事に余裕がある旅行は、全体の空気も落ち着きます。
貸切だと、気を使う場面が減る
社員旅行で疲れる理由の多くは、気遣いです。
会社の人への気遣い。
上司や部下への気遣い。
同室の人への気遣い。
周囲のお客様への気遣い。
幹事への気遣い。
この気遣いが多すぎると、旅行は休まらなくなります。
だから、会場選びでは「気を使う場面を減らせるか」が大切です。
貸切で使える場所は、その点で大きな価値があります。
他のお客様を気にしすぎなくていい。
団体で集まっても動きやすい。
夜に自然に話しやすい。
幹事が全体を見やすい。
参加者がばらけすぎない。
もちろん、貸切なら何でもいいわけではありません。
清潔感や設備、食事、宿泊の安心感も必要です。
自由さだけでは足りません。
安心感も必要です。
貸切ホテルという選択肢
社員旅行や企業合宿の会場には、いろいろな選択肢があります。
一般的なホテル。
旅館。
研修施設。
貸別荘。
キャンプ場。
ホテルには安心感があります。
清潔感、食事、宿泊、設備面で安心しやすいです。
でも、他のお客様がいるため、団体で動くと気を使う場面もあります。
貸別荘には自由さがあります。
自分たちだけで過ごしやすく、周囲を気にしにくいのが魅力です。
でも、企業利用では設備や管理面に不安が残ることもあります。
そこで選択肢になるのが、貸切ホテルです。
貸別荘より安心。
ホテルより自由に。
貸切ホテルであれば、宿泊、食事、懇親、会議、夜の時間までをひとつの流れとして設計しやすくなります。
周囲を気にしすぎず、でもホテルとしての安心感がある。
このバランスは、社員旅行や企業合宿にとってかなり大切です。
まとめ
社員旅行なのに、なぜか休んだ気がしない。
その理由は、楽しさがなかったからではないかもしれません。
ずっと気を使っていたからかもしれません。
楽しんでます感を出す。
宴会で空気を読む。
部屋割りに気を使う。
移動で疲れる。
休める場所がない。
幹事もずっと運営している。
周囲のお客様にも気を使う。
こうした小さな疲れが積み重なると、社員旅行は「楽しかったけど疲れた時間」になります。
でも、会場選びと時間の設計を少し変えるだけで、社員旅行はもっと楽になります。
移動を減らす。
休める場所をつくる。
無理に盛り上げすぎない。
夜に自然に集まれる場所を用意する。
幹事が走り回らなくていい導線にする。
周囲を気にしすぎなくていい場所を選ぶ。
そうすると、参加者は少しリラックスできます。
幹事も少し楽になります。
そして、職場に戻ったあとに、少し話しやすさが残ります。
貸別荘より安心。
ホテルより自由に。
社員旅行を、気疲れで終わらせないために。
貸切ホテルという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
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